動物の鳴き声も人間の解釈によって決まる「うしはどこでも「モー!」」

国によって同じ動物でも鳴き声を違って聞いています。という絵本です。

「うしはどこでも「モ~!」」作: エレン・スラスキー・ワインスティーン 出版社:鈴木出版
対象:4歳から 発行日: 2008年12月

国が違えば言語も違います。それだけでなく、聴覚も異なります。言語によって使う発音と使わない発音があるので、聴覚もそれに合わせて発達しているということでしょう。つまり、人間は自分の都合の良い音を聴いているということです。

国によって受け取り方が異なるのは動物の鳴き声だけでなく、同じものでも見るもの、触るもの、におうもの、食べるものすべてが異なるはずです。やはりそれは生活環境や文化が異なるからです。違いを理解する一番手っ取り早い方法はその国で暮らすことですが、なかなか多くの国で暮らすという経験はできるものではありません。

この絵本を読むことで、犬の鳴き声もバウワウって聴こえている人もいるし、グァウグァウと聴こえている人もいる。そんな風に自分も聴けないか聴いてみようと他の国の聴こえ方を意識することができます。するとどうでしょう、本当にワンワン以外の鳴き声が聴こえてくるので、あら不思議。

人は聴き方さえも固定観念というものがあるんだなぁー、なんて思わせてくれる一冊です。

この本、作者、絵、翻訳がすべて違います。それぞれのキャラクターが出ていて、おはなし、絵、翻訳、すべての角度から楽しむことができる珍しい本です。

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