大凧祭りで凧があげれる

相模原大凧祭りに行ってきました。

天保年間(1830年頃)から受け継がれてきた相模原市の伝統行事の一つです。新磯(新戸、上磯部、下磯部、勝坂)地区で、「相模の大凧文化保存会」によって活動が続いています。 なかでも、新戸会場の八間凧は、14.5メートル四方、約950kgものサイズであり、毎年揚げているものとしては日本一の大きさを誇っています。巨体が空に浮かぶさまは壮大そのものです。また、毎年、公募により選ばれた題字が書かれますが、今年(平成28年)の題字は『福風』です。

「日本一」という文句に惹かれました。当日初日は強風。さすがに中止か、と思いきや・・・

なんと、やってました!

大凧と一緒に空へ舞いそうな風ですが、引手のみなさんが辛抱強く凧をあげていました。トラックが糸というか綱をひっぱて引き上げる、かなり大掛かりな作業です。

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大凧が空に舞うと、拍手と歓喜の声もあがっていました。外国人観光客も多く、凧の大きさに驚いていました。凧あげは日本が誇る伝統遊びです。

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ここまであがると、よく頑張ったとしか言いようがありません。しかし強風が心配です。

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着地は失敗して、大凧の骨(骨は竹組みでできています)はいくつか折れてしまったようです。明日も祭りがあるのにどうするのでしょうか。

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さて、この大凧祭りですが、おすすめなのが

凧あげ

凧あげができるんです。ただし、大凧ではなく、普通の凧です。テントで凧の販売をしています。和紙でつくられた伝統の日本凧。「今からすぐあげたい」と言うと、スタッフの方が和紙で足をつくってくれたり、張りを調整してくれたりしてすぐにあげることができます。しかも凧のお値段500円~。結構気軽に遊べます。

(和凧です。助六は見ませんでしたが、龍は販売していました)

当日は風が強いのです、走ることなく、凧が勝手にあがっていきます。これには子どもたちが大喜びで、大凧があがるよりも嬉しそうに凧をあげていました。

子どもたちにとってお祭りは見るのもいいのですが、やはり自分で「参加する」ことが一番楽しいのです。大凧をあげるのはさすがに無理ですが、普通の凧なら問題はないです。しかも場所は河川敷。凧をあげるには絶好の場所です。見てよし、参加してよしのお祭り、相模大凧祭りは5/4~5です。

このお祭りも、大凧の製作過程をブログで見れます。「この過程をもっとお祭りで演出できないかな」といつもながら思います。だって、ここまでして製作したものが、いよいよ大空へ舞います!なんていうと関係者に限らず、観客も一緒に感動できるじゃないですか。動画をお祭り前に上映するとか、冊子にするとかすれば面白い取り組みになります。

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