地方都市の行く末。

地方創生で沸いている地域もありますが、そうでない地域もあります。地方同士にも格差が出ています。

人口減少に直面していて、町の存続が危ぶまれる地域では、なんとかしようと躍起になっています。一方で、それなりに人口がいて、県庁所在市とまでいわないにしろ、第二の都市の衰退が激しくなっています。

平日の昼下がり、関東の40万都市に来ています。

駅前の大通り、

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(写真と私の行った地方都市とは関係ありません)

人がいません。

商店街にも活気がまったくありません。写真を出せばどこか分かってしまうので出しませんが、この活気のなさは異常事態です。

東京のベットタウン?いや、東京に行くには新幹線でないと厳しい距離です。労働人口は勤め先にいるとしても、あまりにも街をにぎわう参加者がいなさすぎます。地元にお金を落とすといっても、これでは平日にその期待をするのは無理です。土日祝日で観光客を目当てに、地元にお金を落としてもらうことを狙ってもいいのですが、稼げる日が限られてしまいます。

日本の都市計画、どの街も同じようなものです。駅があって、そこを中心に商店街、官庁街が広がっていきます。まさに没個性。これでは各都市で観光客を奪いあい、足を引っ張り合って衰退してしまいます。

人口数十万の都市でも店は閑古鳥がなく有様です。地元の消費だけでは町の存続はありません。かといって外需も限られています。

そうなればいよいよ互いが助け合うしかないのですが、中途半端に人口が多いと助け合おうにも、個人主義がはびこり、隣人の顔も分からない状態です。それなら限界集落のようにお互いの顔が見えている方がよっぽどいいです。これから衰退が著しいのが都市てもない、都市型を目指した地方都市です。

どのように独自色を出していくか、これが今後の地方都市の生きる道です。少なくとも駅を降りて、その土地に初めて来た人でも、その都市の特徴や風土が分かるくらいでないと難しいことかもしれません。

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