波佐見焼展「あいもこいも」に行ってきました。

代官山ヒルサイドテラスで長崎・波佐見焼展が開催しています。期間は10/25-30まで。東京での単独展示会は初。

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波佐見焼といえば北欧風の絵柄の陶器で、結構カフェなどでよく見かける器です。波佐見焼展に行ってよくわかったのですが、大量生産が可能なしくみをつくっています。OEM供給もできるらしいです。

そして波佐見市はご近所に陶器のメッカ有田があり、日用品路線を歩むことで、その存在を強くしていきます。しかし、大量生産ができながらも、絵柄のデザインは実に個性的。

これなんか、波佐見っぽいというと、たいてい当たります。

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私が個人的な乾燥ですが、何よりも波佐見焼のよいのが、適度な重さです。陶器としての重量感。重すぎもせず、軽すぎもせず。手に持ったときに納得の重さなのです。だから、

使いやすい。

日用食器として使われている理由がよくわかります。

「あいもこいも」ですが、展示会としても、かなりデザインが凝っています。これ、陶器を入れるケースを無造作に重ねているのですが、白い文字とロゴを持ってくるだけで看板に変身。ポスターはもちろんのこと、展示会の中の空間、まるで美術館にいるような、美術館の作品を見ているような感覚におちいります。陶器もそれを見せる空間も一つの表現なんですね。

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当然、波佐見町のプロモーション用の資料をいただくのですが、こちらも凝ってる。ことりっぷの波佐見町版とか、波佐見町の旅ガイド「ディープ波佐見町」。これはおもしろい雑誌です。町全体からも攻める感、結構出てます。今回も東京芸術大学とのコラボ作品なんていうのもありました。企画にも新しい試みがあります。

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これが東京芸術大学陶芸部とのコラボ作品。

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陶芸の町、波佐見町からしばらく目が離せません。

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