相手の名前を呼んであいさつをする。

英会話をしていると、

Hi, ○○-SAN.

とどんな先生も必ず私の名前を呼んでくれます。スカイプ英会話、毎回のように先生が変わります。一方で私は、先生の名前を呼ばずに、自分の状態や出来事を必死で述べるばかり(余裕がないのもあるんですが)。初めての先生などは、名前が分からないまま授業を終えることもあります。「一度、自分で相手の名前を呼んでみることって大事だな」とつくづく思います。相手の名前を覚えますからね。

よくよく考えたら、普段のあいさつでも、名前を呼んであいさつをするなんてあまりありません。「おはよう」「こんにちは」は言いますが、冒頭に相手の名前を呼ぶことはまずありません。

心理学では、相手の名前を呼ぶことは、相手の存在を認知することであり、名前を呼ばれた相手も受け取り方が違う。つまりは気分も良くなり、職場ではそれだけでも職場メンバーのモチベーションが高くなるという話を聞いたことがあります。日本人の場合、相手の名前を頻繁に呼ぶなんてことはめったにありません。気恥ずかしさが先立つのでしょう。

さて、先日もワークショップで、半日経ってもメンバーの名前を覚えられませんでした。自己紹介の時間もあり、しっかりとメモをとっているんですが、名前と顔がなかなか一致しません。そこで実施したのが名前まわしです。インプロのゲームです。

  1. 参加者で輪になります
  2. 自分の名前を呼んで相手の名前を呼ぶ
  3. するとその名前を呼ばれた人が自分の名前を呼んで、また誰か違う人の名前を呼ぶというゲームです。
  4. これを繰り返します

見本画像があったので紹介します。動画のものは自分の名前を呼んでいませんが。多分慣れているのだと思います

初対面の名前を呼ぶ目的は名前を覚えることですが、やはり、よく知った関係では「相手の存在の認知」が目的です。ともかく、よく知ったなかでこそ、この名前を呼ぶという行為は大事なことではないでしょうか。

ちなみに「相手の呼び方で夫婦満足度が異なる」の調査結果はドキっとさせられました。私も気をつけたいと思います。

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