グローバル時代に生き抜くためには英語でなく教養です。

仕事で外国人の方と仕事することが増えてきました。

やっぱり必要ですよね、英語!・・・なんて言いません。

では、何が必要か、教養です。教養とは何を指すか、地理、歴史、宗教、民族、食文化の知識、そんなところです。

今日も中国の方とお会いしました。

「どちら出身ですか?」

「福建省です」

福建省、はて、どこにある?北京、香港、上海、大連以外の都市の地理を私の頭の中には持ち合わせていません。おかげで、「あー○○のとなりのエリアですよね」なんて言えません。恥ずかしながらウーロン茶の生産をしてるくらいの情報しかないのです。

地理の話だけでなく、産業の話、大学の話、歴史の話などができれば、初対面でも話の幅は随分広がるんです。こういう時には自分と接点のある領域から切り込んでいくとよいのですが、なんせ、中国と私。中国語を勉強していたけど話せない、所詮そんなものです。じゃあ、三国志、、、古すぎます。自分の中国に対する知識のプアさを思い知らされます。

こうしてみると会話のきっかけで取っ付きやすいのは地理なんです。その土地の人口、都市名、産業、観光名所などは行ったことがなくても、知ってるだけで随分話の幅が広がります。

「あー、勉強しとけばよかったなぁ」と後悔ばかりしていても仕方ないので、福建省のことを調べます。ついでに四川省も調べます。これもこのあいだ仕事で四川省の方とご一緒して会話がまったく盛り上がらなかったためです。四川料理=辛いではダメです。麻婆豆腐以外のメニューや四川料理がなぜ辛いのか、四川料理の調理の特徴くらいは知っておかなければなりません。

教養を幅広く身に着けて物知り博士になっても、やはり知らないということは、ついてまわります。やはり、相手のことを知ろうとする好奇心、これがグローバル時代を生き抜くためには、たしなみとして必要なのではないでしょうか。知識は後からついてきます。まずはこのあたりから読んでみましょうか。新刊です。

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