若い人から仕事を依頼されました。なぜか、その仕事は引き受けたくなかった(大人げないですね)。それはなぜか、以前にもその人から仕事を頼まれてやったことがるんですが、その後どうなったのか、の報告がまったくないのです。
あれほど時間をかけて仕事をしたのに、俺の仕事は一体なんだったんだ?と私としては思うわけです。仕事で何か力を貸してくれた人に対しては、たとえうまくいかなくても「あれ、こうなりました」くらいのことはあってもいいのです。というか、仕事ではそれがルールなのです。
報告がなくなると、自分は便利に使われたとか、自分の仕事はそんなもんだったんだとか、相手に対して疑心暗鬼になります。
不幸なことに報告をしない人は、そんなことまったく忘れてしまってるわけです。
報告っていうのは気配りができる人ほどやる傾向にあります。他者への感謝の気持ちがあるのです。逆にそんなものがない人には報告がありません。やってもらって当たり前と思っているか、他者の協力に対してそんなに価値をおいてないのかもしれません。
そんな人に報告をさせるには、報告がないことで失敗をさせてギャフンと言わせる。報告を何のためにするかを考えさせる、などなど、いろいろあるかもしれませんが、私はすごく良い方法を考えました。これは実はビジネス書にものっていません。それは何か。
報告をもらう立場する
これだけです。新人なんでそんなの何年先かと思われるかもしれませんが、そんな機会は実はゴロゴロあります。新人に他のメンバーの仕事を必死に手伝わせます。そうなるとその仕事の結果を知りたいはずです。それが何の音沙汰もなければどうなるか、身をもって体験すればいいのです。