間引きは自分で決めるということ。

畑も4週間目です。

今日のテーマは間引きです。

ダイコンやカブなどは一つの穴に種を3、4粒入れているので、めでたく発芽していれば一カ所から芽がたくさん出ていることになります。

さて、出てます!しかもだんだん芽が大きくなってきています。そこで間引きです。

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このまま大きくなってくるとひしめいて育つことになります。っていうか、こんなにダイコンやカブは寄り添って育てることはできません。

一番発育の良いのを残して、あとは間引くことになります。

ついこの間まで、「早く芽が出てこないかな」なんて期待を膨らまして待っていたのに、いざ芽が出てくると、多すぎるから間引く。

結構、残酷です。

でも、先にも書いたようにみんなを仲良く育てることができません。

芽を摘まなければなりません。将来の可能性を摘む作業です。ここで必要なのは見極めです。どの芽が将来伸びそうか?それを自分で決めなければなりません。

もちろん、この芽を残しておけば絶対に大きな実がなる、病気にならないなどは分かるはずもありません。それが分かるのは数か月後です。その時に自分の意思決定が正しかったのか、間違っていたのかが分かるのです。

事業の意思決定もその時の意思決定が3年後に効いてくるなんていいますが、その短縮版が農業でも起こり得るのです。しかもそれが実となって。

決められません…

これは意思決定の弱さではなく(少なくとも自分ではそう思いたい)、あまりにも情報が足りないのです。

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だって、まだ葉っぱが2,3枚しかついてないんですもの。それが元気で、元気がないのか分かりません。

もっと、情報がないと決めることはできません。でも決めないと、芽はどんどん大きくなって地面の下で根が絡まりあって抜くことができなくなります。そして、栄養が行き届かなくなるのです。そういう意味でも意思決定は遅らせてはいけません。

しかたないので、自分の直感にしたがいました。芽を触って一番しっくりくるものを残す。これだけです。

しっくりくるというとあまりにも感覚的なので表現を変えると、一番呼吸が入ってくるものです。まさに気が合うものを選ぶのです。

ほとんど事業運営や気功の世界になってきました。それほど共通点があるということですね。

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