耐え忍ぶことができるのは戦局が分かっているから。

順調満帆。良い言葉です。人生もそうあってほしいですが、そうはいきません。

長い人生思い通りにいかないことはあります。仕事もそうです。そして強引ですが、家庭菜園だってそうです。なんだか、

見てください。このナス。

DSC_0728

5月初旬に植えたにもかかわらず、まったく成長しません。小さいにもほどがあります。なんだか、ここまで成長しないとなんだか悲しいです。

かといって、手を加えてもできることはたかが知れています。自然農法は農薬も水もやらないので、できることといえば雑草を刈ること。しかも、雑草の方がナスよりぐんぐん成長するので見ていて腹も立ちます。

キュウリだって、ほら。頼むからまっすぐ育ってよ。

DSC_0722

もしかして、キュウリとはそもそもまっすぐなものではなく、曲がって育つものなのかもしれません。それを人間の手で無理やりまっすぐしているとか。

多分、原因は水不足です。キュウリとナスは湿気を好みます。水がないと育たないのです。

大きく育てる、まっすぐ育てる。実はこれほど難しいとは思いませんでした。当たり前と思っていたことは当たり前ではなかったのです。

見守るしかないのか、そうではありません。やるべきことはやることにしました。

たとえば、有機肥料をあげてみました。自然農法では、有機肥料すらあげないのですが、そんなことは言っていられません。どうせ、失敗するなら、このまま手をこまねいて失敗するより、何かをやって失敗する。その方が心残りはありません。

なんとかもがく。あまり美しくはありません。そういう意味では耐え忍ぶことができる人は、よっぽど強い人です。この局面は耐え忍ぶと次には明るい兆しが見えることがわかっているからです。その局面が分からない人はもがくしかないのです。局面で打つ手が成果として見える、農業は実に戦略的だと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加