京都錦市場です。錦市場といえば京の台所。それだけに、さまざまな食に関するお店が集まっています。鱧専門店など京都ならではのお店もあります。
さて、今回は京都到着が21時近く。さすがに市場は閉まっている時間帯ですが、でもせっかく京都に来たのだから、なんか京都らしいものを食べたいと思い錦市場を散策していると、数店ですが居酒屋や立ち食い寿司などがまだ営業をやっていました。錦市場の出口まで差し掛かったところ錦天神の手前に誘惑の看板がありました。
「酒と京漬物」この組み合わせ、とっても魅力です。おつまみに漬物だなんて、なんか粋に感じます。
お店に入ると、漬物樽をひっくり返して台にして、そのうえに酒と料理を乗せて、いっぱいやっているお客さんがいます。なんか当たりの予感がします。
さっそく、漬物盛り合わせとビールを注文。意外と…
合うじゃん!
というのが正直な感想です。(はい、あまりのうまさに写真も撮らずに完食です)
次は何にしようか、とあたりを見渡したところ、結構メニューあります。
ミノ皿をいっておきましょう。その場で鉄板で炙ってくれるのですが、これまたコリコリとした触感がたまりません。
京都と言えば伏見のお酒、熱燗をいただきましょう。気前よく漬物の追加です。千枚漬と日本酒が、
ビールより合うじゃん!
ここで漬物と酒の偉大なコラボのおそろしさを知ることになります。周りのお客さんも漬物の盛り合わせをおかわりしていましたが、千枚漬がうまいこと。さすがに京漬物、塩辛くもなく、ほどほどに漬かりかたが上品なのです。私も漬物盛り合わせをおかわりをして、今度は冷でごくごくと。はい、次に来るの分かりますね。
冷でも合うじゃん!
そうですね。立ち飲みといえばお客さんとの交流なんですが、常連客のお客さんに、いろいろと教えを請います。このお店できて間もないとか、漬物屋さんがやってるとか、お店でアテをふるまってくれる店員さんが日本料理店で修業していたとか。月曜日は市場が空いてるとか。さすがに地元の方から得る情報は濃い。
立ち飲みなので、長居するのもなんなんで、立ち去ろうとしたら外国人向けの商品もしっかりと置いてありました。漬物とは関係ないのですが、結構しっかりしています。
そして、このお店やっているのは高倉屋さん、老舗の漬物屋さんです。漬物は納得のおいしさです。酒場のアテをおみやげに買って帰りたいと思ったのは初めてでした。
聖護院かぶら 千枚漬 |
(京漬物と言えば千枚漬、おかわりをしてしまいました。)
静紫浅漬 |
(静紫浅漬もクセになります。盛り合わせで出るとお得感があります。)
日野菜ふすま漬 |
(地味にはまった日野菜。安くて、上品にうまい。)