正論です。
北海道に行った際、カヌーツアーで聞いたことです。北海道にも移住者が多く訪れるそうです。
移住者のなかでも自分なりにビジネスをつくる人もいます。たとえば、パンをつくる人。北海道の小麦粉を使ってパンをつくるそうです。東京にいるより固定費安いし、原料も良いものを仕入れることができるので、おいしいパンができあがります。そのパンを東京に売るのです。もしくは引き出物などの贈答品で売るそうです。自分の商品の売り先を確保しておく。そうすると地方にいても食っていけるそうです。
そんなにスキルがなくとも、●●が得意というものがあれば、その得意領域を求める人がいるので、何とかお手伝いをしているうちに食べていけます。ホームページがつくれるのであれば、簡単な技術でも地方では重宝されます。結構引っ張りだこになっているとか。
「都会の収入と同じ金額を田舎で稼ごうとするのがそもそも無理。」
その通りです。田舎は稼ぎが少なくてもその分、可処分所得が高いのです。食べ物もつくれます。困ればおっそわけもできます。
そして、
「移住したいけど「仕事が・・。」って言ってる人は、結局のところ移住しない。」
という名言が出るわけです。
カヌーを教えてくれた人は、夏はカヌー、冬はスキー場のゲレンデでスキーを教えるそうです。まさに自分が好きなことを仕事にしている良い例です。
傍からみれば、優雅に見えますが、実際にはご自身で稼ぐ厳しさと向き合われています。
仕事は自分で見つける、という気概がないと、いつまでたっても理想の田舎暮らしのままです。そして、よくよく思ったのが、やはり都会からくる人は消費者で、田舎の人は生産者なんですよ。消費者を抜け出せなければ、生産者にはなりません。この話はまた今度。