ファンをもてなすとは徹すること。

祐天寺カレーショップ、ナイアガラへ行ってきました。SL機関車がカレーを運んでくれることで有名です。ちょうど入ろうとすると、車掌さんが出てきて、お客さんをお見送り。入り口で一緒に記念撮影をするなど、すごいファンサービスです。

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見かけも、かなりの年季の入った鉄道ファンぶりですが、列車の扉を開けて、店に入ってびっくり、さらに凝ってます。座席は80年前の列車の座席。新幹線の鼻が飾ってあったり、そして切符売り場が移設されていたり、上を見上げると列車の荷物置きがあったり、鉄道の部品がそのまま移設されています。

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そして、女性スタッフは、女性車掌の恰好、そして食堂車の制服を着ています。本当に食堂車に入ったような錯覚に陥ります。食堂車でカレーの切符を買います。子どもはカツカレー、私はチーズカレーを注文します。

男性車掌さんが話しかけてくれます?珍しいお宝のプレートの話をしてくれたり、子どもに好きな車両は何か聞いてくれて、その車両についての博識を披露してくれます。カレーを待っている間、退屈しません。

そして、キター

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SL列車がカレーを運んでくれます。決して長い距離ではないのですが、カレーを運んで、それをとって食べます。カレーも食堂車で食べるカレーの味でしょう。もう、ここまで浸ってしまえば、食堂車を利用したことのない私も食堂車で食べている感覚になります。

カレーを先に食べていると、外国人のお客さんも来ました。海外の雑誌にも紹介されています。アルバニアからもお客さんが来たなんてことを教えてもらいました。

最強をほこる鉄道ファンのコミュニティーですが、そのファンに向けてのサービスは確かに一定の顧客をつかむことができます。ただ、サービスをするには徹することです。コスチュームやユニフォームを着るだけでなく、ディズニーランドのキャストのように役に徹することです。夢の国をつくるのです。

そして、細部に徹底的にこだわる。まさに神は細部に宿る。ムダがないくらい本物志向をつらぬく。これがファンの心をつかんで離さないお店づくりです。いろいろ勉強になりましたナイアガラさん。

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(こちらは坂を上るときに板と連結器をつなぐ渡りらしいです)

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