おやじギャクを発する人、これはもう、絶滅危惧種に近い存在です。
この電話だれも出んわ
なんて、今や職場で聞かなくなりました。むかし、私の上司が言っていたことがあり、まだ若かった私は、凍ってしまったことがあります。
いま思えば若気の至りです。どうして、反応してあげなかったのか、悔やむばかりです。
ただ、おやじギャグの反応は笑えばいいってもんではありません。ちゃんと返さなくてはいけないのです。返礼の義務があるのがおやじギャグの面倒くさいところです。
しょうがないでしょうが!
この場合は、これくらい返さないといけません。
さて、実はこのくだらないおやじギャクですが、簡単に出てくるものではありません。日々練習しなくてはうまくなりません。
また、それを使うチャンスが訪れたときでないと使うことができません。
日々の鍛錬とここぞというタイミングが命です。
実はこういう言葉遊び、くだらないと一蹴してしまえば、それまでですが、言葉の感受性や頭の回転をはやくします(別に学術的な根拠がありません)。
この本は言葉遊びのオンパレード。
懐かしい言葉遊びが並ぶだけでなく、そのセリフが使える場面で、間髪入れずに使うタイミングの良さがあります。
おっと合点承知之助
も、ただ乱発すればいいってものではなく、その時々、しかるべきタイミングで使わないと、そこに笑いは発生しないのです。
言葉遊びとは文脈の中で使うもの。
それじゃあ、倍なら、バイナラ。
これは少し強引です。