アスレチックに結構行きます。本格的なものではなく、子どもでも入場できるようなところです。
子どもにとってみれば、公園や遊園地の遊具よりも、自然的で(木ですからね)、スリルが味わえるのが楽しいようです。しかし、まぁ、何度か行っていますと、さすがに
飽きます。
でも、子どもは「また行きたい」と言います。今回もアスレチックに行って分かったことなんですが、アスレチックってやはり、高いところに登ったり、腕力を使ってロープを渡ったり、肉体的にも少し疲れ、スリリングさがあります。小さな子どもとかになると怖いとか、体力的にできないものがあるんです。でも、自分より大きな子どもたちはいとも簡単にそのアトラクションをこなしてしまう。それを見て「いつかは自分も」と思うわけです。
実際、兄弟・姉妹で来ている子どもたちを見ていると、お兄ちゃん、お姉ちゃんができると下の子も躍起になってやろうとしまう。でも、できないのです。
子どもにアスレチックに行きたいなんてせがまれます。しかし、アトラクションは同じでも時間が経つと気づくことがあります。子どもは成長します。
そうなると、今まで体力的にできなかったものができるようになったり、怖かったものが怖くなくなったり、アトラクションができるようになるんです。今までできなかったものができる。これはうれしいことです。
いつもやってるアトラクションだから、子どもも飽きるだろう、というのは大人の勝手な解釈です。また、違うアトラクションを求めて新しいアスレチックに行く必要もありません。
子ども(幼児期)には、ひたすら同じ場所、同じもので繰り返し繰り返し遊ばせることで、本人もそれができるようになり、成長実感が持てるようになるのです。別にアスレチックに限らず、小さい頃の遊びは同じことが言えます。少しくらい難しくても、少しくらい背伸びしても、遊びに対してひたすら集中して、いつかはそれを乗り越えることで、子どもは自信につなげていくのです。アスレチックがそのような考えで設計されているとしたら、実は深いアミューズメント施設です。