オンライン英会話の究極のメリット

スカイプ英会話4か月続けて分かったことがあります。

実に多くの講師と話ができます。私もかれこれ40人くらいの講師と会話をしました。これだけ多くの講師と話すと何が養われるか・・・

講師を見る目が養われます。

何か習いごとを始めて、自分に合った先生にめぐりあえるかどうかは一番大事なことです。本人の能力のことはたなに置いといて、要は先生が大事ってことです。別に英会話に限らず他の習いごとでも同じことが言えます。多くの講師から学べる、しかも気軽に。これって結構、メリットだと思います。

さて、オンライン英会話もビジネス化されているな(ビジネスといよりは商品化)と思うのが、最近は講師がレイティングされるようになりました。星の数(5つ星)で講師が評価されるようになりました。当然、5つ星の講師は最初のリストに掲示されます。星の評価が下がるほど、リストは下位に表示されます。さらにお気に入り数なども公開されています。AMAZONとGoogleを足したようなしくみです。当然上位の講師が選ばれる傾向になり、人気講師ほど予約が埋まっているという状態になっています。あと、講師選定の指標となるものとして指導経験年数もプロフィールで公表されています。

レイティング

レイティング、分かりやすい指標ですが、人間が商品化されるようであまり好きではありません。

レイティング、お気に入り数、指導経験年数を見れば、だいたいその講師の指導技術に比例しています。最後の指導年数はむしろ、マイナス面になることもあり、経験が長いと余裕やゆとりみたいなものが出ることもあります。

たまにダレてる感を受け取ることもあります。

レッスンを淡々とこなすといった感じですね。むしろ、経験が少ない講師でも、熱意や一生懸命さを感じることはあり、指導技術はベテラン講師に劣ってはいますが、経験の浅い講師の方が受けている方としては何だかすがすがしさを感じることもあります。

レイティング上位講師に学べば、満足度の高いレッスンを受けられる可能性が高わけですが、講師の相対比較をしたかったので、あえてレイティング下位の講師のレッスンも受けてみました。「ゆっくり丁寧に話してほしい」と希望を出しているにも関わらず、マシンガンのようにしゃべり続ける講師、質問が難解すぎて分からない講師(何回かやりとりして分かったのが、結局「自己紹介して」ということでした)。でも、このような講師とでも、数回レッスンを受ければ慣れてくるから不思議です。

さて、私なりに合う講師、合わない講師の評価基準をまとめると、次のようになりました。あくまでも私の場合です。

1.相手に合わせてくれる

コーチングでいえばペーシングと言いますが、相手のペースに合わせてくれる。これ、結構先生には大事なことだと思います。

2.相手のことを引き出そうとする

教え込むのではなく、何か考えさせようとしたり、相手のことを引き出そうとしたり、そんな姿勢も大変好感が持てます。相手のことをいろいろ引き出して、その引き出した情報をもとに会話を組み立てたり、前進させたりすることができる。これはレッスンを受けて楽しいです。

3.相手に興味を持とうとする

そもそも目の前の相手に関心があるか。その人のことをもっと知りたいと思うか、だからいろんなことを質問する、聞きだしてその人のことを分かろうとする。上記2つのことの根底には、3があると思います。

一言でいえば

待ってくれる。

というスタンスが近いです。昔、落ちこぼれ高校のラグビー部を花園まで導いた熱血先生のドラマ、「泣き虫先生の7年間戦争 スクールウォーズ」という番組がありました。熱血しかも高いラグビー技術を持った先生に生徒たちはなかなかついてこれません。そこで先生がしたことはやはり、「待つ」ことでした。そして生徒と一緒になって、生徒目線で指導をします。ときには生徒とうさぎ跳びなんかをやったりします。ひざが悪いのにも関わらず。初学者やついていけない生徒たちにこの待ちの姿勢は非常に大切です。とこんなことを書きながら、自分も初学者であることを思い知らされました。

さて、肝心な英語力の効果のほどはまた今度書きます。

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