ニーズからウォンツへ誘導がお見事「協和発酵のオルニチンCM」

休日です。子どもがすき家に行きたいと言い出しました。すき家には一度も連れてったこともありません。しかも歌まで歌ってます。

すき屋のぎゅーどん♫

とか言って。理由はクレヨンしんちゃんの間に流れるCMでした。

まあ、仕方ないかと思って、すき屋に入ったところ、休日は子ども連れの家族でいっぱいでした。うちの子だけじゃないんですね。影響を受けたのは。

また翌週の休日、今度はチキンラーメンが食べたいと言い出しました。そういえば、以前にカップヌードルミュージアムに行ったときにおいしそうに食べていましたが、それ以来1年以上も食べていません。すき家のCMの件があったので、ピンときました。これもCMです。このCM新垣結衣さんが出てるので、私も好きです。そして、チキンラーメンのにおいが今にも伝わってきそうな映像が食欲をそそります。

これらのCMが流れるのはだいたい夕食時ですから、まさに食べたいと思わせるにはもってこいのタイミングです。さて、そんなことを考えていると、ニーズとウォンツの関係を思い出しました。

customersegment1

「私が見込み客のコンバージョンを23倍にしたリスト管理の5つの仕組み」バズ部http://bazubu.com/23timesres-5873.htmlから引用

おなかが減ったというニーズがあるわけですから、「おなやみ客」です。そこにまさに湯気の立った、においぷんぷんの牛丼やラーメンを出されるとそれを欲しい!と思わせ、「いますぐ客」になるわけです。必要性を感じている、何かをしたいと思っている人の欲求をいかにそそらせるか、これが購買の法則です。しかし、子どもながら、この法則に見事にかかったな、と笑っていましたら私も同じことをしていました。

最近、疲れています。

うちに帰って、ビールを飲みながらプロ野球を見ていると、

疲れがとれないって、俺もだよ!(ニーズの提示)

えっ、しじみって効くの?一粒で500個分!(商品のウォンツ)

今なら500円、しかも送料無料って、送料負担したと思えばいいじゃん!(お得感)

と思わず、サンプルを取り寄せそうになります。しかし、このCM、ニーズを問いかけ、その解決策を提示し、しかもウォンツを駆り立て、後押しをする見事なつくりになっていて脱帽です。うちの子どもこのCMで連呼される電話番号を覚えてしいまいました。これって、別にマーケティングとか、人間の購買行動だけではなく、子育てや人を動かすときも一緒の話です。勉強をする必要性を感じていない子どもにいくら「勉強しろ!」と言ったところで勉強するものではありません。また、子どもが勉強する必要性を感じたところを逃さずに、教材を渡せばよいのです。そうです。ニーズをもって、ウォンツを発生させるにはタイミングとインパクトが重要になります。必要性をいかに感じてもらうかはまた違う記事で書きたいと思います。

これがそのオルニチンのキャッチコピーのオンパレード。


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