子どもを見れば親がわかる。

はい、その通りです。反省の念を込めて。

冬休み、子どもの教室を見学に行きました。3日間、ずっと子どもを見続けました。連続で見ていると、子どもの成長を目の当たりにします。今までできなかったことができるようになるんです。泳げなかった子どもが泳げるようになったり、そんなことが起こるんです。

子どもの習い事に親御さんが熱心になるのは、もともと教育熱心ということもあるのですが、成果が見えやすい。つまり、成長が見える化されるんです。これが子どもの習い事が人気な理由です。

そして、子どもを毎日に見ていると、うちの子に限らず、教室に通っている子どもたちも見るようになります。その子どもたちの成長もわかるんです。

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子どもたちの中には、よく出来た子どももいます。その「出来た」とは何をもって出来たというか、そんな小難しいものではなく、すごーく単純です。

1.礼儀よく挨拶ができる

先生に対しても、友達に対しても、ギャラリーの親に対しても挨拶ができる。普通のことなんですが、これができるっ子って、そうはいません。そしてお辞儀もしっかり45度くらい倒れています。

2.友だちをほめることができる

教室って、自分の番や発表の場面が終わると、それで終わりっていう子が多いのですが、できた子の場合、友達の番や発表をよく見ています、そして、他の子どもの良いプレーや発表に対しては、拍手をしてほめる。こんな光景をみれば「まだ若いのに出来た人だ」となります。あまりにも「自分が、自分が」の子どもが多すぎます。

3.意識を切らさない

習いものって、やらされ感満載の子がいます。これは自分がやりたいとは思わないからです。水も飲みたくないロバに水を飲ませるのは不可能です。ただ、自分がやりたいと思って通っている子どもは必死で、授業やおけいこに集中して意識を切らしません。教えられたことは自分のものにしようとします。これが実力の差を生みます。身になるか、ならないかってこの3つめの要素がとても大きいです。

いやー、その子どもに学んだ3日間だったと思って、その子に話しかけると、ご両親もいて、話してるとまったく嫌味がないというか、紳士な方でした。うーん、子どもを習いものに行かせる前に親自身の言動を子どもの前に出ても恥ずかしくないようにするのが先だなと思いました。

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