お絵かきロボットをつくろうのワークショップに参加してきました。うちのこどもが「ウィーン、ウィーンとかロボットが動いて絵を書くのかな?」とか夢のあることを言っていました。
わずか1時間のワークショップでそんなロボットはつくれません…
逗子のトモイクフェスティバルでNPO CANVASさんがワークショップを担当されていました。幼児から小学生まで幅広い参加者です。本当にウィーン、ウィーンのロボットをつくるのでしょうか?
渡されたのはプラスチックのカップと電池で動くモーターとペンと消しゴム。子どもたちはキョトンとしています。
コップを逆さにして、コップの底に電池とモーターをのっけて、そしてコップに足代わりにペンをつけます。それだけでは動かないのです。
ポイントは消しゴム。消しゴムをモーターに取り付けます。すると、消しゴムがプロペラのようにまわって、はい、完成。
模造紙の上において、スイッチをオンにすると、なんとロボットが動いて絵をかきます。
子どもたちは大喜びです。消しゴムをつける位置を変えたり、電池を乗せる位置を変えることでロボットはまったく違う絵を書きます。
少しずつでいいから改良や工夫を重ねる。これこそがものづくりや研究の出発点です。
そして、足を8本にしてみたり、オリジナリティーが加わります。
時間の関係で、細かなフィードバックまではできませんでしたが、子どもたちにどのようなロボットをつくりたいか、そのロボットにどんな絵を描かせたいか、そのためにどのように電池や消しゴムをつければよいか、この試行錯誤を繰り返すことで立派なものづくりの授業として成立します。また、この試行錯誤こそが子どもたちに身につけてもらいたいマインドです。
さすが、CANVASさん、ワークショップの落としどころやそのための内容の設計がよくなされています。
準備するものは、
1.プラスチックカップ
2.テープ
3.モーター
4.サインペン(数色)
5.消しゴム
だけです。今度、子どもとじっくり取り組んでみます。というより、私がつくってみたいのです。