仕事旅行社で旅行してきました（１）。

昨年の話ですが、印象深い旅だったので旅行記あげておきます。

五反田のシリコンバレーに行ってきました。

元気なベンチャー企業がたくさん入居しているビル

このビル、本当に勢いのある個性的な企業が入っています。体験ギフトを売るソウ・エクスペリエンスさん、留職のNPOクロスフィールズさんなど。 私が伺ってきたのが職業体験をサービスにされている仕事旅行社さんです。今回、仕事旅行社さんの仕事を体験させていただきました。（注：仕事旅行社さんは今年から新橋に移転されています）

仕事旅行社さんのサービスは仕事体験です。「探偵になる旅」「花屋になる旅」「神主になる旅」など、本当にその会社に行って（専門家について）、仕事を体験させていただくことができます。私が今回旅してきたのはこちら「仕事旅行社で働く旅」に参加して、仕事旅行社さんの仕事そのものを経験させていただきました。

まず、“普通に”会議に参加させていただきます。社員さんが会議をしている中で、旅行者である私ともうひとかたの旅行者が普通に参加しています。会議の内容は書けませんが、本当に売上報告など一般的な会議です。しかも、１時間前に参加した旅行者でも自由に質問できるというすごくオープンな会議です（部外者が入っているにもかかわらず、普通に会議をしている姿は少し滑稽です）。でも、実は他社の会議に参加するだけでも得るものはたくさんあります。会議の進め方、意見やアイデアの出し方、そして意思決定のスピードの点からも「うちの会社の場合は」とか、「ベンチャー企業だけに決まるの早ッ！」とか、自分の組織と比べると本当に違いが盛りだくさんです。

そして、田中翼社長から起業の理由、資本金、事業のアイデア、アライアンス（提携事業）のことなどざっくばらんに聞けます。ご自由に質問をどうぞなんて言われるので「事業が軌道に乗らなかった場合はどうするつもりだったか？」とか、「社員の給料は？」なんてまったく遠慮せず質問をしても、包み隠さず回答いただけます。実にオープン。また、資金調達の実情なんかも教えていただき、なるほど、起業して間もない場合はそのように資金を調達するのか～、など実用的な生の情報も得ることができます。

仕事旅行社さんの事業ですが、仕事に就いている社会人が主な顧客であり、その方々が普段の仕事から離れて、いつもと違う場所で、違う経験をすることに意味があります。そして参加者が得られる効果として、次のことが挙げられると説明をいただきました。

この効果を聞いて思ったんですが、やはり仕事旅行社のサービスは学生のインターンシップや大人版キッザニアではないのです。そのあたりの理由はまた次回のエントリーに書きます。