昭和な街、高円寺で昭和グルメ。

高円寺、私も3年間お世話になった街です。昔は高円寺に住む人を「エンジー」なんて言ったり、東京でもっともアジアな雰囲気を醸し出す街なんて言われていましたが、10年ぶりに訪れた高円寺はアジアというよりも昭和の面影を残す街でした。高円寺の昭和的グルメスポット(昭和からお店があるということです)をご紹介します。

名曲喫茶ネルケン

マダムが素敵、ネルケン

マダムが素敵、ネルケン

お店に入ると心地よくクラッシクと気品のあるマダムがむかえてくれます。名曲喫茶というのは語り合うための喫茶店ではありません。「浸るための喫茶店」です。ネルケンさん、なんと60周年だそうです。私は10数年前に3年間通っていました。ネルケンさんの歴史から見れば短い期間の客です。10数年ぶりにお店に伺うと、マダムは変わらずいらっしゃいました。60周年のお祝いを述べると、マダムが私のことを覚えていてくれました。嬉しいものです。ここでのおすすめは、ブランデーコーヒーです。(もうこのメニューをおいているお店はほとんどありません)

東京都杉並区高円寺南3丁目56−7

7つ森

7つ森

ふくろうがマスコットキャラクター。

ここも昔ながらの喫茶店です。7つ森といえばカレーです。野菜カレー、ココナッツカレー、キーマカレー、どれでもはずれはありません。お店でルーからつくっったカレーです。それとコーヒーを一緒に頼み、店の雰囲気に漂いながら、言葉やメロディーのアイデアが降ってくるのを待ちます。そんな感じの人たちが集まるお店です。かつては文章や音楽をお仕事にしている人たちで溢れていました。結構、有名人も使っています。

東京都杉並区高円寺南2丁目20−20

万福

高円寺といえば牛乳ラーメン

高円寺といえば牛乳ラーメン

名物は牛乳ラーメンです。青森も牛乳ラーメンが有名ですが、東京でも食べることができます。大将の手際、決して早くないのですが、ほのぼのしていて癒されます。思わず見つめてしまいます。大将いわく「牛乳ラーメンを注文するお客さんは入った瞬間分かる」ということです。私も10年ぶりなのに入った瞬間見破られてしまいました。1ただ、私の場合、牛乳に味噌も入れてもらいました。

東京都杉並区高円寺南3丁目23−19

私は吉田拓郎さんの「高円寺」を聴いて、高円寺に住みました。この歌、高円寺の街の素晴らしさなんて歌ってません。女の子と出会って恋をするだけです。ただ、そのへんがやっぱり素朴でいいんです。時代は変われど、まだ「高円寺」の歌詞の世界が残っている不思議な街です。次の世界遺産都市は高円寺だと思っています。

「高円寺」視聴できるみたいなので、どうぞ。

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