まだ年賀状ソフトで年賀状つくってんの?

思いっきりイケダハヤトさんのタイトルぱくりです。

わが家にもありがたいことにいろんな方から年賀状届きます。いろんなデザインの年賀状がありますが、一番多いのが子どもの写真です。そこの家庭のお子さんの写真、あるいは家族の写真、「元気でやっているよ」というメッセージは伝わってきますが、それだけではちょっと・・・、「できれば私宛に何かメッセージでも入れてほしい」と思うこともあります。不特定多数にも通じる「元気ですか」という手書きコメントが添えられたものもありますが、ないよりはましです。

本日(2016年1月9日付)の朝日新聞Beは(サザエさんをさがして)家族写真入り年賀状 古くて新しい論争でした。ざっくり言ってしまうと、ここに出ていた方は、家族の写真はごく親しい人にしか送らないそうです。独身の方、子どものいないご夫婦もいるので、やはり自分たちの家族写真は控えると言われています。確かにそのような考えもありです。私の知人で独身の方ですが、実際に年賀状をもらうと憂鬱になるという方もいました。自分たちのことをピーアールするにも他者に対する配慮も必要かと思います。年賀状の受け取り方は随分、以前と変わってきているようです。

だいたい昔は、デカデカと子どもの写真なんか入れた年賀状なんかありませんでした。判子やスタンプが主流でした。写真なんか入れようとすれば印刷屋さんに行かなければいけません。やはり、パソコン、デジカメ、プリンターの家庭へんの普及です。これによって写真が主流の年賀状になったと言わざるえません。それだけではありません。まだ変わったものがあります。質問をさせていただきますと、

手書きの年賀状はありました?

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(ここまでの力作とは言いません。でも、昔は書いてる人いましたね)

文面が手書きとは言いません。せめて、

あて名が手書きの年賀状はありました?

私は2通でした。私も他人のことを非難できません。しっかりと年賀状ソフト使っています。だって、楽なんですもの。その代わり、自分でその人に向けた自分の肉筆のメッセージを入れるようにしています。2行くらいですかね。実はこれもその人との関わりが分かるような気がします。関わりないと書くことに悩みます。話がそれてしまいましたが、年賀状について変わったことは手書きが少なくなっているということです。

今日は今年初の座禅の日でした。管長講和がありました。

人間は便利になると悩まなくなる、失敗をしなくなる。そうなると、人間は内容のない、薄っぺらい人間になる。

引き続き、年賀状のことについても触れられていまして、

自分で書いていない印刷をした年賀状をもらっても、薄っぺらいのであまり読まない。すぐ脇へ置いてしまう。

いやー、今年一番心に響きました。そうなんですよ、冒頭に私が何かメッセージを入れてほしい、というのは管長がおっしゃられたことが理由だと分かりました。手書きやその人だけに宛てたメッセージほど響くものはないのです。そういえば、私の今年の年賀状に書いた抱負は、

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手間暇を惜しまない

でした。いきなり反省です。筆をもって気づいたことがあります。字を忘れています。字をググります。文面を間違えると、新しい葉書が必要になります。もったいないです。そして、何よりも

人様に読ませる字ではない

です。便利さに慣れてはいけません。新年の挨拶ではなく、戒めとさせていただきます。

ゼブラの筆サインはあて名書きにとっても重宝します。10本セットは細・中・極細まであって使い分けに便利です。

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