家庭菜園の夏野菜シーズン。なす、キュウリ、ズッキーニの生育が悪いです(写真がないのは育ってないからです)。その代りトマトはすくすく育っています。
園の指導者の方からも「トマトがよく獲れる年は、ナスとキュウリの育ちが悪い。その逆の年もある」と聞いていましたので、納得もしています。
果物などが、よく実らない年。→生 (な) り年/表年 goo辞書より
自然の摂理、そこまで大げさなものでないにしろ野菜生育の摂理みたいなものがあるのです。
悪いものへの対処法は仕方ないかと諦める、なんとか工夫して改善策を考える。
さて、これまで農薬や肥料を一切使わずやってきましたが、正念場です。
会員さんの中には、有機肥料を使いたいと希望する人も出てきました。
肥料を入れることで少しでも生育を良くしたい、良いものをつくりたいという気持ちからです。
ただ、有機肥料といえども、野菜にとってみれば刺激はあります。
直接撒いて、野菜に当たると焼けてしまいます。それくらいの刺激なのです。
これって、結局、人間による土の改良です。
やはり土をはじめ野菜に無理をさせているのです。その理由はやはり人間都合で野菜を育てたいからです。
今年は裏年なんで、諦めて来年収穫しようなんていうのは、人間には通じません。
休みたい土も人間の都合で刺激を与えられて、また野菜を育てなくてはなりません。
土を休ませずにローテーションするのが良い栽培方法であるという人もいますが、本当にそうなのか。
土だって休みたいときがあるのではないでしょうか。
そして土が無理をして枯れていく。
なんか、土のことを言いながら、人間に当てはめても同じようなことになります。
良いときも、悪いときもある
それを受け入れる。
そして、たまには休みが必要。
農業とは人間学です。