「嫌なら、よそ当たってくれ」と言える強さ。

世の中過剰社会です。ちょっとやそっとのことでクレームや言いがかりが発生して、それを受ける人たちは右往左往しています。

やはり、何かあってはまずい世の中なのです。

だから事なきを得ようと、お勤め人のサラリーマンはクレームの火消しに必死なのです。クレームのうち何件は確かに自分の非に関することもありますが、一方でいくらお客さんだからといって、それは言い過ぎでしょ、それは過剰要求ではないの?と思えることが多々あります。そして、あまりにもお客さんのご都合主義に振り回されることもあるのです。

たとえば、少し前にキャンプに行ったときに、「そこは何℃ですか?あまり気温が低くて風邪でも引いたらどうするんですか!」なんて理不尽ことを問い詰められていたキャンプ場がありました。

そのキャンプ場のオーナーがたいしたもの

うちとは合わないと思います。よそのキャンプ場に行ってください。

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と潔い対応をしていました。これを聞いたときには、さすがにしびれました。安易なものには流されない、自分たちの価値を曲げてまで迎合はしないという姿勢が伝わってきたからです。

これを言ってしまえば、前世代の価値観だと言われてしまうかもしれませんが、みんなにいい顔はできないし、すべてのお客様を神様にすることは到底不可能です。目の前のお金をとるよりも、自分たちの事業の遂行を妨げるような顧客がいればそれは決別すべきです。

無理してまで、付き合う必要はないのです。そして、あまりにも過剰になっている要求には断固として拒否をすべきなのです。

嫌ならいいんだよ、こっちは引き止めないから。

実はこんなセリフを言ってみたいのですが、現実的には言えません。それが私を悩ませます。

そういえば、営業担当者のモチベーションをあげる施策として、優秀な営業担当には嫌な顧客の担当を外れることができる、という画期的な施策がありました。そうです、嫌な顧客との付き合いは営業担当者としても、消耗します。社員のモチベーションをあげるためにも合わない顧客を断る強さは必要なのです。

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