ワークショップデザインで遊びについて考えてきました。

遊びを活かしたワークショップデザインのワークショップがあるということで参加してきました。

東京大学大学院情報学環の安斎先生が講師です。ということで、場所は東京大学。学生時代は全く縁がなく、むしろ社会人になって来ています。

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(赤門は目の前で写真を撮っている人が多い。ちょっとした観光名所です)

そして、安田講堂!ここも外国人が写真を撮っていました。

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全然関係ないですが、安田講堂の隣の工学部の建物の中に、日比谷松本楼が入っていて、私はよく昼食をとります。東大のお気に入りランチスポットです。

場所は福武ラーニングスタジオhttp://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/です。近代建物のような趣きがありかっこいいです。設計は安藤忠雄さんです。ワークショップはやはり場所ですね。

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本日のワークショップは遊戯(遊び)と学習を結びつけるワークショップのデザインを体験しました。その考え方の枠組みがこちらです。

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見えにくいですが左の写真が青いドアの扉、右側の写真が一万円札。それをつなぎ合わせる写真を撮ってくるというお題が与えられて、フィールドワークで実際に写真を撮りに外に出ます。ちなみに発表の写真は青いドアとトイレのピクトの「青」と福沢諭吉は男性で「男子」トイレのピクトということでつなげていました。一見関係ないものを、意味や解釈をしてつなげるということです。

これを青いドアを「遊び」として、一万円札を「学習」にして、ワークショップのデザインを考えました(分かりにくいかな)。実はこの前には子どものころ自分たちが遊んだ遊びを出してグループで発表しています。こうしてみると、このワークショップ自体も安斎先生によって緻密にデザインされていることが実感できます。

例えば以前、子どもたちにお金のことを教えるのに人生ゲームをしたり、投資用のゲームをしたりするようなのがまさに今回の遊びを使ったワークショップのデザインです。ゲームや遊びなんですが、学ぶ内容、学ばせる設計がしてあるというものです。

自然学校なんかでは子どもたちが自分たちで魚をとって、その後自分でしめて調理をします。これも魚釣りという遊びの要素を入れながら、実はまじめに生命をいただくことについて学んでいるのです。

楽しさ、わくわく感、ドキドキ、スリリングを味わえるものを体験としてもってきて、そこから得られるものをテーマ設定をして、落としどころに向かって設計をしなくてはなりません。おそらく、参加者にも体験してもらうものと学んでもらう内容がかけ離れればかけ離れるほど面白いワークショップに仕上がるはずです。

たとえばですね、うーん、うーん・・・

そうなんです、実はワークショップデザインて、論理立てて設計するというより、直感的に何かと何かを結びつける思考の方が大切なんです。右脳と左脳でいえば右脳の働きが必要です。このワークショップに参加して、後者の右脳が鈍っていることがよくわかりました。

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