以前、長野でキャンプをしていたときに、長野の人が「スーパーツルヤのジャムがおいしい。地元の人が県外の人におみやげとして買うこともある」なんて話をしていました。
それだけでなく「そもそも長野は海の幸が少ない。ツルヤはそんな長野県人においしい海の幸を提供しようとしている」ことも話に出ました。
長野県人がその場に3、4人いたのですが、みんなが「そう、そう」とうなずいていたので、本当に地元の人に愛される良いスーパーなんだと思って、その名前だけをとどめていました。
さて、今回長野を訪れるにあたって、スーパーツルヤに行くことも目的にしていました。
大型の普通のスーパーです。
野菜コーナーを見ましたが、長野のものだけではなく、千葉産、熊本産などの野菜も置いてあります。普通です。
お肉も長野県産というわけではなく、普通にオーストラリア産、ニューランド産などの肉も置いてあります。
列という列をくまなく回って見ましたところ、ようやくツルヤのすごさが分かりました。
まずジャム。
うわさに聞いていたとおり、ツルヤオリジナルジャムの豊富なラインアップと手ごろな価格帯。リンゴバタージャム、くるみバタージャムなどおみやげ屋さんでも売っていますが、500円くらいするのではないでしょうか。それがツルヤでは279円。安い。
そして、ツルヤオリジナルリンゴジュース、リンゴまるごとゼリーなど、おいしそうです。というか、おいしいです。
珈琲コーナーをのぞくとツルヤとミカドコーヒーのオリジナルブランドコーヒーがあります。
まだまだあります。ツルヤオリジナルドライフルーツ、これもあまくておいしい。
ツルヤオリジナルナッツ、ツルヤオリジナル乾きもの、ツルヤオリジナル醤油、ツルヤオリジナル蕎麦・・・
とオリジナル商品、PBブランドのオンパレード。
しかも、割安感ではなく、おいしそうなのがツルヤの最大の特徴。地元にいたらオリジナル商品全部買ってしまいそうです。
ツルヤのことを調べていたら、軽井沢の別荘族御用達のスーパーであり別荘族の奥様がたのニーズに合わせていたら、このようなオリジナルブランドが開発されたということ。
最初から、そのターゲットをねらったのかはよくわかりませんが、舌が肥えた顧客に合わせた商品開発、これがツルヤの強みであり、人気の秘訣となっているようです。エリアの特徴、そこの顧客の嗜好やニーズをとらえて展開していったマーケティングの良い事例にもなりそうなスーパーでした。
さて、私のおすすめはジャムではなく、信州高原ビール3兄弟。製造は、なんと、よなよなエールでおなじみのヤッホーブルーイングさん。エールビールが安いしうまい。
できることなら、箱買いしたい。