今後、世界をまたにかけて活躍する子どもたちにグローバル教育は大事です。何度も書きましたが、グローバル教育の第一歩はお互いが分かりあうこと。
つまりは異国の文化を知ること、そして受け入れること。
そのための本として、偕成社がすごい本を出しています。「世界のともだちシリーズ」
世界36か国のともだち(小学生)の暮らしや学校生活を紹介しています。
まずは手始めにインド。わたしインドに行ったこともありませんし、インド文化や歴史になんの知識も持ち合わせていません。子どもと同じまっさらな状態です。
インドのアルナブくん(10歳)のおうちから学校生活までを密着取材です。
家、ひろーーーい、しかもコックさんがいる!
海外旅行も年に数回いろんなところに行かれています。
学校は私立の小中一貫校。もしかしてかなり良家のご家庭では?それもそのはずお父さんはIT会社の社長。
一番印象的だったくだりが、アブラヌくん、サッカーを習いにいっているんですが、サッカー教室のお迎えは全員が車。そもそも車で来れない子どもはサッカー教室に通えない。
そして、実際に路上で外国人相手に、施しを請う子どももいることは事実でインドでは貧富の差が激しくなっています。
子どもの貧困、経済格差についていろいろと考えさせられることがあるのですが、やはり各国の子どもたちの生活レベル、生活の豊かさについて気になるところですし、日本との比較をしてしまうのです。異文化理解というのは比較のうえで成り立つことですし、比較したことで相手を羨望することも、しっとすることもあるわけです。それを解消しようにも、まだ自分たちの手では何もできない子どもたちに知らせることは、酷なような気もしました。
他国の芝生はどう見えるか、それを問うのが異文化理解なのでしょうか。