幼児にボールの捕り方を教える。とても難しいことです。
普通にキャッチボールができません。ボールを普通に投げれば捕れない。ボールを逸らす。
ワンバンドすればボールの落下地点が分からず、これまた逸らす。
なんとなく、言い続けたのが、
ボールは体の正面で、前で捕る。
ということです。ただ、いざ、その通りやってもらうと体の正面が分からないと言う。うーん、と少し考えたうえで、
近い距離50㎝くらいの距離からキャッチボールを始めて、どんどん離れていくことにしました。それでも捕れない。相当難しいです。次にやったのが、
転がしたボールを正面で捕る練習です。
それでも、グローブからボールを逸らすことがあります。
今度はグローブを取って、素手でやることにします。
なんとなくはボールに反応はできるようになりましたが、教えていて、それがはまるわけでもなく、何か違う教え方のセオリーがあるはずと思い、ネットで調べてみました。少年野球向けにかなり教え方はありました。
たとえば、こんなのあるんですよ。
1.グラブは上向きが基本
2. 視線を低い位置にする。
3.ボールは、掴むというイメージ
4.リズムよく捕球する
言ってることはよく分かります。これが捕り方のポイントだと思います。ただ、これはグラブあっての捕り方です。少年野球教室.comさんのサイトです。こちらなんかは、いい線をいっています。私もよくイメージができます。
ただ、ノーバウンドで、片手で捕るのが難しい。
結局行きついたところは、ボールの落下点というか、ボールがどこに来るのか(ボールの軌道を)予測できればいいのです。
ボールがどこに来るか考えて
考えることで体が一歩遅れることはあると思うのですが、おそらくボールの軌道予測、それに合わせて体を動かす、無意識のうちにボールをとるまでにこのことを何度も繰り返しているんだと思います。反復練習によって、なんとなくはできると思いますが、その捕れた理由を説明することはやっぱり難しい。無意識だから。それはやはり意識的にイメージが描けるか描けないかの違いです。ボールの軌道をイメージするのも、やはりいろんなボールによって軌道のスピードは違うわけえで、それにはいろんなボールの軌道を見ることが必要なんです。そうなるといろんなボールを受け取る経験がいるわけです。経験もないのに、いきなりボールは捕れるようになれない。これが本日の結論でした。