子どもも参加できるツリーハウスづくりアクティビティー

気仙沼に100のツリーハウスをつくるプロジェクトがあり、ツリーハウスの存在を知りました。ツリーハウスづくり、ロマンがあります。

ただ、できることなら子どもと一緒にやりたい。しかもうちの子どもは未就学児です。未就学児でも参加できるツリーハウスづくりはないものか、と探していたらありました。いやー、探せばあるもんです。館山市の里山にあるガンコ山さん。大工仕事を幼児ができるのか?と少し不安もよぎりましたが、そのあたりは親がしっかり見るしかないと腹を決め参加です。

ガンコ山マスターからオリエンテーションがありまして、「最初のケガは1時間以内に起こるので決してふざけないように」と注意説明があります。そうです、最初の油断、調子に乗ることがケガを招きます。ここでぐっと身が引き締まります。

そして工具の講習。子どもたちも電動ドリルを持ってねじをとめます。子どもだから危ないといって触らせないこともできるのですが、しっかりと道具の使い方を覚えてもらうことで、道具の使い方と気を付けなければならないことを身体で覚えます。

足場をしっかり組みます。まだ板を張ってないので危ないのですが、そこに登ることで高さの恐怖、どこが危ないかが分かります。怖いと感じた子どもは登りません。子どもたちが自分もやりたいと言ったときは、作業をしていない大人が見守ります。

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そして初日は柱まで建てることができました。結構、みんなクタクタです。しかもあっという間に夕方です。良い運動をしたため、結構お腹がすいています。そういえば、キャンプイベントに参加すると、早くからせっせと夕飯の仕込みをしていてこの時間には夕飯はできています。みんなツリーハウスをつくっていたため、夕飯の仕込みはできておらず、「えっ、今から作るんですか!」状態。といってもカレーなので、みんなで協力して材料を切って、鍋に火をかけ後はお任せしてご近所の風呂にいきます。

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ようやく夕食、とりあえずビール。もちろん、自動販売機が里山にあるわけでもなく、わざわざ村里で買い込んできました。そのビールがうまい!そして、カレーもうまーーーーい。子どもがいると結構、スケジュールが厳しく、消灯時間まで決まっていることが多いのですが、ガンコ山さんは自主性にゆだねられている感じで、非常にゆったり過ごすことができます。昼間疲れているもんですから、大人はウダウダです。夜ごはんを食べても子どもたちは「寝なさい」とせかされることもなく、ロッジでひと遊び、そしてガンコ山のスタッフの方に夜行性の昆虫見学に連れていってもらいました。大人は相変わらずウダウダ話しています。この自由さが実にいいです。そして、子どもは疲れ果てて各自ツリーハウスにかえって就寝。秒速で眠ります。す、す、素晴らしい。

翌日はツリーハウスの完成目指します。ちなみに朝はマスターによるヨガがあります。身体がほぐれたところでツリーハウスづくりです。子どもたちはすっかり仲良くなって、現場に来ています。もうこの段階ではジャレたり余計な遊びはしません。ひたすらツリーハウスの完成目指して、みんな一緒になって作業をします。

扉はどこにつけるか、窓をどこにつけるか、これもすべて子どもたちが決めます。高いところ、力仕事は大人たちが中心となってやります。

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そして、できた!

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なんか、これほど充実感をおぼえたツアーというか、アクティビティーというか、ワークショップ?に参加したのは初めてかもしれません。そりゃ、そうです。みんなが一緒になって一つの目的に向かっているわけですから、しかも出来たものが形になるので完成すれば感動もあります。ありがとう、ガンコ山のスタッフのみなさん。

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