そろそろ体育の日です。子どもの運動会に当たっているご家庭もあるのではないでしょうか。子どもの運動会、大変ですよね。お父さんは早朝から並び、お母さんは唐揚げをはじめとしたお弁当づくり、まさに家族総出のイベントです。
お父さんの気持ちからすると、朝早くから並んで少しでも良い席をとりたいです。良い席をとればカメラワークが楽になります。そのために朝6:00から並ぶのです。すさまじい。マックストアでもそこまでして並びません、いや並ぶか。
あくまでも私の考えです。子どもの運動会、少しでもうちの子を応援したいという願望があるのはわかります。徒競走などでは、やはりうちの子には順位を上げてほしいのが人の常。
でも、運動会って、これまで子どもたちが積み重ねてきた学校生活の発表の場なんですよ。あるいは学校生活でいかに成長したかを観てもらことなんです。
そうなると順位って関係ないんですよ。赤が勝つか、白が勝つか、何組が勝つかはあくまでも便宜上です。また徒競走でうちの子が何位だった、リレーで何人抜いたかなんていうのは関係ありません。
観るべき点は、子どもたちの調和であり、運動会という一つの目的に向かった子どもたちの姿勢を温かく見守るべきなんです。この考えは別に無理強いするつもりはありません。あくまでも私見です。
ただ、自分の子どもだけをビデオやカメラで映すと、周囲との関係性が分からなくなります。リレーであれば誰にバトンをもらって、誰にバトンを渡したのか。やはり前工程、後工程が運動会にはあるんです。その関係性も把握しないことには何のための競技かはわかりません。だから撮るのでであれば競技全体を撮ると後から見ると、子どもは因果関係や競技のなかでの自分の位置というものを振り返りやすくなります。
カメラは引きで、競技全体を競技の始まりから終わりまでを撮る
のが鉄則です。これは私見ではなく、あくまでも私の反省です。
自分の子どもだけを追っていると周りが見えなくなります。まさに視野狭窄です。そのことに気づくために運動会はあるとような気がします。