高校野球県大会って見どころ満載

高校野球県大会に行ってきました。今まで何度か行ったことがありますが、入場料払って、普通に野球を観戦したのは初めてです。

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びっくりしたのが、

ほぼ満席。

バックネット裏は席がありません。Family席なんていうのもあります。選手の家族は必死です。応援選手席とFamily席の間の後方で立ち見をしていましたが、応援が本気です。声を張り上げて応援をしています。そんなに張り上げると喉痛めますよ、こちらが心配になります。

自分たちの攻撃が終わると、座って静かになり、そして、守備でも良いプレイには拍手でこたえる、実に見ていてすがすがしい観客です。

バックネット裏の席では、どっちを応援するわけでもなく、まじめに高校野球を観ている人たちもいます。すでに選手評なんか始めたり、

この人たち絶対趣味です。

今回は途中、先発ピッチャーが打ち込まれ、二番手ピッチャーがリリーフ、そして二番手ピッチャーも点をゆるし、三番手ピッチャーが出てきました。ピッチャー何人いるんだ?継投ピッチャーもなかなかストライクが入らず苦しんで無念の押し出し。プレッシャーとか、緊迫が包み隠さず伝わってくる。これも高校野球の良さです。

今回は6回コールドゲーム。10対0。力の差を突き付けられます。このようなチーム力の差が出るのも高校野球です。

吹奏楽部の方々もいろんな曲で応援します。おなじみ、

♪ねらい打ち

だけでなく、最近はあまちゃんのオープニングソングも♪。これが攻撃場面に合うんです。ずんずんずんと元気になる曲です。今回の試合のものではありませんが、まさにこの演奏です。

そして、息ぴったりの応援歌と生徒や選手の振付。試合だけでなく、応援する学生も魅せてくれます。

試合終了。選手は1塁席、3塁席に分かれて走り、応援団に一礼。

勝利校の校歌が流れ、互いのチームの栄光をたたえあえ、応援合戦。勝ったチームが負けたチームに感謝の応援。負けたチームから勝ったチームへの返礼。このような光景を目の当たりにすると、高校野球は勝敗やスポーツだけを学ぶのではない、という所以がよくわかります。

今回は3塁側のチームの応援席に座らせてもらいましたが、なんか、プロの盛り上がりとは全然違う、当事者の必死さや周りが盛り立てて一緒につくってる感があって、すごくいいんですよ。

一般入場料500円、小学生以下無料(たしか)。それ以上の価値がある雰囲気でした。小さい子どもを連れていっても十分楽しめると思いますよ。

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