ハマキッズアートクラブ、えのぐであそぼうのワークショップに参加してきました。参加したのは子どものなので私は後ろで見てるだけです。しかし、幼児からワークショップに参加できるとは世の中も変わったものです。講師の三ツ山先生も子どもの扱いには慣れたもの。
まずは絵具です。4色から色をつくります。赤、青、黄、白の原色をまぜ合わせて、子どもたちがつくりたい色をつくります。
色を混ぜ合わせると、「むらさきになった!」とか子どもたちは反応を楽しみます。色の混ぜ合わせの知識がない子どもたちにとっては、色を混ぜ合わせて新たな色ができることに驚きなります。いろんなものを混ぜすぎて、最後はどの子も茶色になっていました。
色をつくること一つとっても、子どもたちにとっては実験のようなものです。実験って新たに発見することなんですね。
そして、お次は床全体が白いキャンパスに様変わりします。この壮大なキャンパスに絵が描けるなんて羨ましいです。
そして講師の三つ山先生からお父さん、お母さんに言われたことが妙に心に響きました。
子どもたちの絵の評価をするのではなく、子どもたちが絵を描く過程を見てほしいというようなことを言われました。なぜなら、
自分で決めたことを楽しむことがアートだから
何を描くか、どんな色で描くか、すべて子どもたちで決めるということです。そうなんです。大人はこどもたちから決めることを奪ってはいけません。また子どもが決めようとしているのに、大人が先回りしても、誘導してもいけません。子どもたちが自分で決めるのです。なんかこれって教育の真髄です。
自分で決めたものに取り組んでいる子どもたちは、本当に自由で生き生きしています。
最初は遊ぶように手を動かしている子どもたちも、手がゆっくり動く瞬間がくる。声をかけるにはそのタイミングをねらう。
そこではじめて自分の絵を見て、考えるようになる。
なるほど、子どもたちが聴く姿勢というか、集中する瞬間を待って指導する。これも子育てと一緒です。
しかし、子どもたちの絵って、なんか美術館の作品よりもインパクトがあります。
もう見ている大人の概念や枠組みをはるかに超越しています。色使い、カタチ、大きさ、配置何をとっても新鮮です。
子どもは神様と対話ができる純粋な存在であることを思い知らされます。後ろで見てただけですが、子どもたち以上に学ばせていただきました。ありがとうございました。三ツ山先生、そして子どもたち。