ご近所に農園の分譲があったので、見学に行ってきました。ご近所といっても電車で10分、バスで20分くらいの距離で若干遠いです。
この農園はNPOが運営していて農園のコンセプトは、市民農園のように利用者が自由に育てるのではなく、ちゃんと指導者がついてくれること。そして、利用者同士のネットワークづくりも支援しており、子どもたちも一緒に畑仕事が体験できたり、収穫時期にはバーベキュー大会などのイベントもあります。
日々、自分が食べている野菜がどのようにでき、そして野菜を育てることがどれだけ大変かを子どもに知ってもらいたいのでこのような取り組みに興味を持ちました。私自身、家が農家だったわけではないので、実のところ畑仕事の大変さをよく分かっていません。いい年をした大人も子どもと一緒に土にまみれながら一緒に学べることができるのです。
畑に行くと、畑の借主の方々が精を出す農作業に励まれていました。30㎡の畑にも限らず、キュウリ、ナス、トマト、スイカ、オクラなど結構いろんなものが植えられています。そして、この畑、指導者はいるのですが、畑に植えるものは利用者に任されているそうです。そういうことで畑の区画ごとにいろんなものが植えられていて、畑に持ち主の個性が表れていました。もう、家と一緒と言った方がいいです。
丹念に手入れがされている畑から、凝り性の畑までいろいろ見せていただきました。
もう、畑の利用者の愛情がひしひしと伝わってきます。と思いきや、
荒れ放題の畑も。仕事が忙しくで、利用者が畑に来れないとのこと。水やりは農家の方がやってくれますが、草取りや収穫は各自の責任で行います。夏の時期の野菜は成長が早いですから、きゅうりは収穫時期を逃すと
へちまのようになってしまって食べれたもんではありません。
夏野菜はしっかりと行き届いた管理が必要なのだそうです。雑草が伸びるのも早いので、草取りもしなくてはいけません。週末農家のつもりのはずが、仕事前に畑に寄ったりして、みなさん畑に気配りをされているといったお話をされていました。やはり、野菜も生き物であり、絶えず気にかける必要があるんだな、と思いました。
そして、畑見学のあとは、実際に農家さんが採ってきた野菜を生で食べさせてもらったんですが、これがみずみずしいこと。生のとうもろこしを初めて食べました。そしてその一人の方が言われていたのですが、
野菜は愛情をかけた分だけこたえてくれる。
すごい!これは人間育てるのとあまり変わらない発言です。週末農家といえども、結構みなさんガチであることが伝わってきました。それを聞いて、生半可な気持ちでやってはいけないことがよく分かりました。畑はご近所で探すことにしました。
畑はすぐには借りれないので野菜キットでも買って、気分を味わいましょうか。
これなんかもっとお手頃。