静岡って縁がなかったんですよ。静岡の方には申し訳ないんですが、東京から地元へ帰るのに新幹線で通過していました。のぞみの場合、新横浜の次は名古屋だし。
神奈川県民なったことでお隣県になったので、旅行に行くことにしました。「静岡県の体験情報を見つける」。良いキャッチです。体験を見つけたことだし宿を探します。
自然体験を選んだので、どうせなら緑に囲まれたところか、農家民宿がいいと探していたのですが、夏休みシーズンということもあり、なかなか空きがありません。静岡グリーンツーリズム協会のサイトを当たってみました。すると1件希望に合うところがありました。
トリップアドバイザーや楽天トラベラーなどの評価を見ると、県の運営にもかかわらず結構評価が高いです。
いざ、行ってみますと、山の上です。標高も100ｍ以上はあります。車でないと厳しいです。でも、
緑に囲まれたい
というこちらの要望は十分満たしてくれます。そして、建物も木材が存分に使われていてちょっとしたロッジ気分を味わえます。宿泊の部屋も天井、壁、床と木材が使われています。まさに木材のまち天竜が近くにあるだけあります。お風呂ももちろん木でできています。
建物だけでなく、やはりここの魅力は森にあります。名物の空の橋からは森林公園だけでなく遠方の森林も見ることができます。
そして、森林公園の森の中も、険しいコースからバリアフリー（整備された歩道）コースまでいろんなコースが楽しめます。そればかりでなく、コナラ、カシワ、クヌギ、マツ、イチョウなどたくさんの木々も楽しめます。
そして、クヌギといえば、カブトムシです。夜はカブトムシとクワガタをわんさか見ることができます。昆虫好きのちびっこには溜飲もののスポットではないでしょうか。ただし、この森林公園では、
生き物の採取は禁止です。撮影か観察だけにとどめてください。
と、紳士協定が決められています。これなら木や虫たちものびのび暮らせます。また、虫を捕まえて持って帰って家に大きな昆虫飼育のプラケースも用意する必要がありません。虫にも家庭にも優しい。そして、こんなに堪能できてお値段一泊5000円以下。申し訳ないので、レストランまつぼっくりを利用しましたが、旅先でいただくには十分な量と質です。大満足です。実にお得感のある宿です。
昆虫好きのお子さんがいる家庭、ウォーキングが趣味の方、インドア系スポーツの合宿には最適の宿です。
