プログラム満載の親子キャンプは学びの要素がぎっしり詰まってる。

「子どもとキャンプに行きたいなぁ」と前から考えていましたが、よく考えれば(考えなくても分かることですが)、私キャンプは初心者です。いきなりキャンプ道具買い込むわけには行かないし、何やっていいか分からないし・・・そんなレベルです。そういえば以前、自然学校の方にお世話になった時に、子どもたちとキャンプをやっていると言われていたのを覚えていたので、自然学校主催のキャンプを探してみました。

ありました!「はじめての親子キャンプ」

私のニーズ通りの企画です。しかも年中から小学校3年生までとその家族が対象ということなので、対象としてもぴったりです。実は、子どもキャンプといっても、対象は小学生からが多く、うちの子のような幼児は対象外とされることが多いのです、今回の企画は幼児も含んでくれています。これはありがたい限りです。

そして、ロケーションもいい!

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東京から1時間半で、こんな自然に囲まれた場所に来れるとは驚きです。

さて、自然学校の主催といっても、参加者は家族をのぞいては知らない人ばかり、まずはアイスブレイクのゲームから始まります。そうですよね、お互いが知らないなかでキャンプをするには難しいもんです。そして場がほぐれたところでテントの張り方を教えてもらって、各家族のテントができたら、木の板、木の枝、木の実を使って、工作です。その作品をもとに家族紹介、と実にプログラムが工夫されています。そのあと、ようやく夕食づくりに向けて、薪割り、火おこし、竹串づくりなどを経験します。「人間は社会性の動物だなぁ」と常々思うのが、何か課題を与えられると、役割を決め、協力をしあいます。でも、

今回の目的は、夕食をつくる、ただそれだけです。

しかし、その過程で、刃物を使う技術、火をおこす技術などを得ます。それだけでなく、子どもたちは仲良くなって、野原を駆け巡っています。子どもたちも群れ(仲間)ができ、大人の陰に隠れることなく走り回って体力を消耗させます・・・大人が一緒に遊ばなくてもいいのです。子ども同士で勝手に遊びまわるのです。

野放しです。やはり、子どもの遊び相手は子どもが一番です。

うちの教育方針として、子どもには別に特別なことを教えてようとは思いません。せめて伝えたいこととして、自然のなかで生きる力、仲間をつくる力、あとは稼ぐ力くらいでしょうか。子どもたちが協力したり、遊びまわっている光景を見るとキャンプは前者2つの力を身につけるにはもってこいの場であることを思い知らされます。

しかし、普段は子どもと一緒にいるわけではないので、子どもがどのように他者と関わるのか分かりません。このような家族以外の他者(子ども)もいる状況になると、うちの子の他者への関わり方が手に取るように分かります。そして、子どもがどんな子どもたちと仲良くなるかも分かります。また、大人も関わるのは自分の子どもだけではないのです。他者の子どもにも関わることがあるのです。「うちの子とは勝手が違うなぁ」なんてことを気づくわけです。そして、他の親御さんの子どもの関わり方からも学ぶべき点は多いです。学ぶのは子どもだけではありません、大人も一緒になって学べるのです。

今回の反省点として、どうしても子どもが主役のイベントだと、お父さん、お母さん同士でも「●●くん(ちゃん)のパパ(ママ)」という呼び方になってしまいます。どこか子どもを通じた大人の関わりという感じになってしまいワンクッションあるんです。私もそうでした。

親同士も積極的に一(いち)参加者として楽しめたらもっとキャンプが楽しくなると思いました。

キャンプあなどるなかれです、親子キャンプは本当に学びの宝庫でした。

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